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2017年2月8日 星期三

編程語言擬人化(1):Java、C++、Python、Ruby、PHP、C#、JS

http://next.rikunabi.com/tech/docs/ct_s03600.jsp?p=002412
http://blog.jobbole.com/63311/

[その1]Java
 宮沢賢治の「雨ニモマケズ」に出てきそうな、朴訥(ぼくとつ)とした性格をした女の子。幼いころはノロマだの大喰らいだのとみんなから馬鹿にされていたが、小学校に入ってから陸上部に入り地道に走りこみを続けた結果、長距離走では好タイムも出せるようになるなど、活発な姿も見せるようになってきた。努力家な女の子である。
 彼女の家庭はけして恵まれてはいなかった。お父サンは才能のある芸術家だったが、お金の計算があまりうまくなく、彼女が14歳の時に借金を抱えたまま心労がもとで他界した。彼女はオラクルおじさんの元に引き取られることになったが、その際にグーグルおじさんとの間で彼女の親権を巡って裁判沙汰にまでなる争いが起こることに。
 思春期まっただ中の時期にそんな境遇に置かれて、このままでは彼女の心も荒んでしまうのではないかと周囲の人々は心配したが、彼女はけして非行に走ることはなく、走りこみを続ける毎日を送っていた。
 素朴で真面目、あまり気の利いたことは言えない彼女だが、高校に入ってから少しは異性が気になるようになったのか、ひそかにほかの女子のファッションを真似して街を歩いている姿が目撃されている。その姿は「頑張ってるんだろうけど、ちょっと時代遅れかも」とか「その服はJavaさんのイメージじゃないと思う」といった否定的な評価を受けてしまうこともあるが、「意外とアリなんじゃない?」と好意的に見てくれる人も多いようだ。
 コーヒーが好きで、特にインドネシア産のものには目がない。本人は「3度の食事よりコーヒーが好き」なんて言っているが、「それは健康的に大丈夫?」と少し心配になる。
[その2]C++
 スラっとした脚に整った目鼻立ち。IT業界屈指の美女との呼び声も高い彼女だが、華道、茶道、ピアノにバイオリン、柔道、剣道、合気道までこなしてしまう多彩な才能を持つことでも知られている。
 彼女のファンには熱狂的な人が多く、「闇の軍団」と呼ばれるファンクラブも存在する。闇の軍団はフリーメイソンに次ぐ規模を持つ巨大な秘密結社で、一般人は入会することができない。彼女に対するマニアックな問題に答えられるだけの知識を持つと、それを嗅ぎつけた軍団員から「あなた、闇の軍団に入りませんか?」と連絡が来る仕組みになっているらしい。
 異母姉妹であるオブジェクティブ・シーがピアノだけに専念して成長し、その一途さをIT業界のカリスマ、スティーブ・ジョブズ(一部では紫の薔薇の人と呼ばれている)に見初(みそ)められて一躍スターダムに駆け上がったのに対し、C++はその美貌と才能で若くして注目を集め、長年業界でのスターの座を保ち続けている。姉妹ではあるものの、対照的な2人である。
 彼女は気分によって頻繁に髪型や服装を変えることで知られている。昨日は和服に黒髪で現れたかと思ったら、今日は赤毛にゴシック系で登場するなど、その変身っぷりにライトなファンは「あれ? 今のってC++さんだったの?」と驚くこともしばしばである。業界を離れたプライベートではヒステリック・グラマーを着ていることが多いそうだ。
 彼女の生年月日は事務所では非公表になっている。1983年とする説もあるが、本文では一部のファンの間でささやかれている1985年10月14日説を採用している。「彼女自身、自分の誕生日を覚えてないのかも……」という噂もまことしやかにささやかれている。「C++さんなら自分の誕生日を覚えてなくても不思議じゃない」と普通に思えてしまうあたりは、天真爛漫な彼女の性格をよく表していると思う。
[その3]Python
 グイド父様によって育てられた深窓のお嬢様。出身はオランダのアムステルダムだが、子供のころにアメリカに渡っており、父が家庭でも英語を使うことが多かったこともあって、オランダ語を口にすることはあまりないようだ。
 彼女は非常におっとりした性格をしている。C++が「イメチェンしたいからちょっと旅に出てくる。200x年には戻るよ」と宣言して旅に出た(帰ってきたのは結局2011年だった…)話を聞いて、「私もちょっと旅に出てみます。西暦3000年までには帰りますね」と言ってふらっと出て行ったまま何年も帰らなかったという話は有名だ。
 そんなちょっと突飛な行動をすることもある彼女だが、「誰からも親しまれる子になるように」という願いをこめて育てたというグイド父様の教育の賜物か、実際に接してみるととても親しみやすい子であることがわかる。
 先日、筆者の友人の会社に彼女がアルバイトで来たことがあったのだが(彼女は今、大学生をしながらアルバイトをしているらしい)、仕事の飲み込みも良く、こちらの気持ちも察して仕事をしてくれるので、非常に助かったという評価を受けていた。あまり無駄なことはしゃべらず、礼儀正しい言葉遣いでとつとつと話す姿は、「天真爛漫・自由第一」な振る舞いをする子が多いこの業界の中では珍しい存在と言える。
 得意教科は数学だそうで、統計の難しい問題を楽しそうに解いている姿をよく見かける。服装は白のワンピースや、薄い桃色のカーディガンなど、落ち着いた清楚なものを好んで着ている。
 実は爬虫類が好きで、自宅には蛇を飼っているそうだ。彼女のファンの間では「ペットにどういう名前を付けているのだろう?」という話題が出ることがよくある。大方の予想では「きっとモンティだろう」ということになっている。空を飛ぶかどうかはわからない。
[その4]Ruby
 まつもとパパによって育てられた日本の女の子。誕生日がクリスマスなので、誕生日プレゼントとクリスマスプレゼントが一緒にされてしまうのが人生最大の悩み。島根県松江市出身で、旅行や仕事以外でほかの県に出たことはないそうだ。
 自由奔放な育てられ方をしたようで、活動的で好奇心旺盛な性格をしている。普段は素直で良い子なのだが、たまにいたずら好きな側面を見せることがあって、周りを困らせたりする。IT業界には「Just For Fun!」(それが楽しかったから!)という言葉があるが、彼女の姿を見ているとよくその言葉を思い出させられる。
 幼いころは1人で元気に野山を駆けまわる生活をしていたが、10歳の時にレールズという名前の女の子と友達になってから生活に変化が訪れる。2人で遊んでいるところが芸能事務所の目に止まり、ペアで芸能活動をしてみないかという話が舞い込んだのだ。「ルビーとレールズ」という名前で雑誌のモデルを中心に活躍しており、CMに出たこともあるので、名前を聞いたことがある人も多いのではないだろうか。
 多感な時期に芸能活動を体験したことで、性格にもいくらか変化が出ているのではないかと想像していたのだが、先日、久々に彼女に会って話してみたところ、芸能活動を始める前と全く変わらない自由奔放な振る舞いを見せられて驚いた。多少は落ち着いた素振りを見せることが増えてはいたが、根っこのところのいたずら好きで活発な性格は昔のまま変わっていないようだ。
 もう高校生なのでそろそろ大人っぽい服を着始めるころだと思うのだが、洋服についても子供のころと変わらずミキハウスを着ていた。身長が低く童顔なのでよく似合ってはいるのだが、それはアリなのか女子高生。
 ファンの間には、いつまでもそんな彼女のままで居て欲しいと願っている人と、成長した彼女の姿を見たいと考えている人の両方がいるようだ。
[その]PHP
 Webの世界を元気にすることを目的に作られた女性型ロボット。ピンと立っている髪の毛がアンテナになっていて、マスターからの命令を常時受信できるようになっている。
 人間に近い肌触りになるように、皮膚はシリコン樹脂で作られている。内部はブレードサーバのような構造になっていて、多重化されたサーバが常に複数台稼動している。その為、体重は人間と比べると少し重い。
 最初に彼女が登場した時は、まだ関節の可動域から骨格が見えていたり、動きもぎこちなかったりと、本物の人間とはほど遠い印象を受けた。しかしこの18年の間に6度の大きなバージョンアップが行なわれ、少しずつ人間らしい振る舞いや言葉遣いをするようになってきた。最近では初音ミクくらい(人間と比べると少し違和感はあるものの十分に自然だと思えるレベル)の自然さは見せられるようになっている。
 不器用で仕事ぶりもたどたどしくはあるものの、ロボット三原則に従って従順に人の命令に応えようとする姿から、彼女のファンになる者も多い。彼女の公式ファンクラブである「ペチパー!」は入会費もかからず簡単に入会できることもあって、IT業界屈指の会員数を誇る団体になっている。
 彼女に対して拒絶反応を持ってしまう人も多いようで、「彼女の振る舞いはちょっと生理的に受けつけなくて」とか「もう少し器用だったらいいんだけど」とか「ちゃんと接してみるとやっぱり人間とは違うなって感じちゃうよね」といった反応をされてしまうこともしばしばである。
 普段着ている服はForever21としまむらで買っているそうだ。ファストファッションで安めに済ませて、余ったお金はマシンスペックを上げることにつぎ込んでいるとか。ロボットらしい効率を優先するお金の使い方だと言える。いつか彼女もおしゃれに気を使ったり、容姿を悩んだりする日が来るのだろうか?
[その6]C#
 かのMicrosoft社から英才教育を施され、若干11歳ながら飛び級で大学に進学し注目を集める少女。「IT業界最強の幼女」と呼ばれることもある。
 C++と名前が似ていることから、一時期「隠し子か?」との報道がされたこともあるが、2人の間に直接的な血縁関係はないそうだ。遠縁にあたるという報道もあったが、実際のところはどうなのだろう?
 大人びた振る舞いを好み、子供っぽい遊びをするのは嫌っているようだ。親から誕生日にアンディという名前のぬいぐるみをもらった際に「何これ。センスない。いらない」と言って突き返してしまったという逸話もある。
 ただし食べ物の趣味はまだまだ子供っぽいようで、学食でお子様ランチを注文している姿が何度か目撃されている。苦手なものはコーヒーで、甘い缶コーヒーでも顔をしかめるほど嫌いなようだ。
 たまに子供らしい意外性のある一面が垣間見えることもあるが、基本的には丁寧な言葉遣いで話し、他人と接する時は節度ある礼儀正しい振る舞いを見せる。大人と子供の両方の面をあわせ持ったような子である。まだ成長期なので会うたびに「また背が伸びたな」とか「ちょっと大人っぽくなったな」といった変化を感じさせられる。次会う時にはどんな風に育っているのか、いつも楽しみになる。
 洋服はシャーリー・テンプルを着ていることが多い。本人が選んで買っているらしいが、実によく似合っている。そのかわいさに男女問わずファンになってしまう人が続出しているというのも頷ける。
 大学を卒業した後は育ての親であるMicrosoftの傘下だけでなく、IT業界全体で活躍しようと目論んでいるそうだ。詳しくは聞いていないのだが、リンゴやペンギンと仲良くなれるようなものを作っているとか。いったいどんなモノを作っているのだろう?
[その7]JavaScript
 紛争地域で生まれた17歳の女の子。常に無表情で、人と話している時でもどこか遠くを見ているような印象を与える子である。
 Javaと名前が似ているが、2人の間に血縁関係はない。当時Javaという名前が流行っていたことから、それにあやかって母親が付けたらしい。本人は自分の名前をあまり気に入っていないようで、ECMAというペンネームを使って活動することもある。稀に「ジャバスク」というアダ名で呼ばれることがあるが、そちらはもっと気に入っていないようで、呼ばれても公然と無視している。
 彼女はとても不幸な生い立ちをしている。生まれてすぐに祖国で戦争が勃発。物心つく前に母は他界し、父とも生き別れになった。大人たちの身勝手な争いに巻き込まれる中で、彼女は周りに押し潰されないように、自分の殻に閉じこもって生きる術を身につけた。同じ年ごろの女の子たちが年齢とともにいろんなスタイルに挑戦していたころ、彼女は周囲の言葉から耳を閉ざし、1人、殻の中に閉じこもり続けた。そうしなければ生きていくことが難しい環境だった。
 そんな子供時代を過ごしてきたことから、彼女の話し方、考え方、モノの捉え方は、ほかの子たちとは少し違っている。彼女と話をした人の中には、どう接していいのかわからず戸惑ってしまう人も多い。ただ、シンプルで筋の通った考え方をする子なので「接しやすい」とか「ある意味、わかりやすい」といった印象を持つ人もいるようだ。
 今、彼女の国では、紛争解決に向けた努力や、新しく住める土地の開拓などが行なわれている。大人たちは相変わらず身勝手な争いをすることもあるが、少なくともここ数年は、以前のようなお互いが憎み合い殺し合うような戦争は起こっていない。
 復興の始まった祖国で、彼女は今、幸せに暮らしているだろうか? いつか彼女が、年ごろの女の子らしい笑顔を見せてくれる日は来るだろうか?